激辛グルメクラブがサークルクラッシュを食らった一例

辛い食べ物というのはどうしようもなく惹き付ける。

カレー屋さんを思い浮かべてほしい。そこには色んな美味しそうなメニューがあるはずだ。そしてこんな表記はないだろうか?"お好みの辛さを選んでください"

他の外食産業において、ここまで味を細かく指定できることは珍しいのでは。ラーメン屋さんで濃い目、薄目くらいはオーダーできるかもれない。でも塩味5、旨味7の酸味3でお願いしますとオーダーする人はまず見かけないはずだ。

今の科学によると、辛味というのは味覚受容体で刺激を感じているわけではなく、痛覚や温度覚の刺激ということになっている。そのため五大基本味覚には含まれないとのことだ。

さて、辛味というのは時としてエンタメになる。我々はその昔、6人程度で連れ立っては激辛を食べてみるという儀式を繰り返していた。何が楽しいのか、翌日には口から肛門まで鈍痛を抱える羽目になっても、暫く激辛をやっていないと禁断症状が出てくるから不思議なものである。
しかしこの宗教団体は辛さに耐性があるのは一人だけで、後は一般人だけしかいなかった。我々の王はCoCo壱で迷わず10辛オーダーする猛者だったが、私含む他のメンバーはそのおこぼれを掬って味見してはヤバいヤバいと囃し立てることしかできなかった。不思議なことに絶対に自分一人では注文しない辛さも、味見~ちょい食べ程度なら皆進んでトライした。辛いのが苦手な人間さえ、このエンタメの楽しさを共有していたように思う。

サークルクラッシャーという言葉がある。Wikipediaにも項目があり、もはやネットミームを飛び出してやや一般用語寄りのスラングになっていると思う。基本的には楽しくやっているところに色恋沙汰を持ち込んで破滅させるという定義で通じると思う。今回我々は色恋抜きにしてもクラッシュされる一例を経験したので報告する。

我々の儀式にある時辛いものに目がないという女性が参加することになった。王以外はいなくても敢行されるため全会出席している自信はなく、はっきりとはわからないが、時折ゲスト参加はあったものの女性の参加は初めてだった気がする。儀式の性質上"回し食べ"のような形になるため、異性が混じるのはなぁと思っていた。

さて、結論であるがこの女性、滅茶苦茶辛味耐性が強かった。
我々の王とて最大の辛味にたいしては汗かきながら艱難辛苦を乗り越える様であり、今にして思うとそれがエンタメに繋がっていたのだが、かの化け物は平然とペロリと完食しやがる。我々がきゃあきゃあ、多少の無理をして、チームワークの一体感すら覚えながらようやっとやっつける横で、あまり水も飲まずにしれっと平らげられると盛り下がった。辛い痛い以外の感想が無いなか、旨味がどーのこーの言われてもこまる。王ですら味覚は麻痺してるのだ。
我々の王への信仰心は少しも揺るいではいないのだが、激辛食べようサークルは自然に瓦解した。世の中の美味しいものはたくさんある。ラーメン食べようサークルに看板をすげ替え、その後も外食そのものは続いたが、あれだけの熱気ははらんでいなかったように思う。メンバーもより流動的になり、王という存在もなくなった。強いて言えば足がある人になるのだが、あの激辛で結ばれたような絆はなく、そのうち通常の仲良し飲み会やらに分散されていった。

振り返ってみるとその女性と激辛食べ歩きを出来るのは王くらいなものだったが、王には当時彼女がいたためそのような発展はせず、我々は色恋沙汰抜きにしてサークルクラッシュをくらってしまった。インカレテニスサークルにおいて高校までバリバリやっていたガチ勢がいるという謎現象を知っているが、あれで蹂躙されるのはこんな感覚なのかとも思う。インカレに出てくるレベルがインカレサークルにいるとはこれ如何に。

最近、激辛課長という漫画を見るたびに懐かしい気持ちになる。我々が経験できなかった色恋を含みつつ、火曜日にコミックDAYSで無料更新されるので、皆見てみよう(ダイマ)。あとイブニングで本誌連載されてるのが最終回を迎えたのかな?さみしい。

幕末志士の坂本さんの魅力から逃れられない

配信者として知られている幕末志士坂本さんの発言がいちいち鋭くて刺さる。

一例をあげる。生配信でオブザーバー坂本をしていたときの話だ。
そのうち全体公開されるであろうからネタバレを避けつつかいつまんで言うと、チーム幕末でのマリオパーティにて”持つものがそれを生かして蹂躙していく様を見ると心苦しい”と言うような事を言っていた(筆者による脚色あり。正確な流れや発言は元動画を参照なのだが、残念なことに現時点では全員が見られる状況ではない)

つい最近、親ガチャという言葉が流行った。
この是非はともかくとして、親の影響が凄まじいことは論理的に説明がつく。
慶應大学安藤寿康教授の研究ではIQはもとより、精神性、才能や問題行動まで遺伝の影響を受けることが明らかにされている。なんともやりきれない話である。極端な話だがわたくし、才能に乏しい人間が情熱と努力、創意工夫によって成功を収めるストーリー大好き人間である。その手の話にはだいしゅきホールド決め込むことを信条としている。

これが、努力(安藤教授でいうところの勤勉性)が50%以上遺伝する、他にも創造性なども遺伝による影響と言われれば、じゃあ個人って何なのよという疑念が浮かぶ。努力家の人やそうでもない人がいるのは経験的にわかるが、それすら親の影響となると今までのだいしゅきホールドを返してほしくなるではないか。

安藤教授はむしろ凡庸な人にこそ光をあてる研究だとしているようだが、そこまで深い領域に達していない私はかなり落ち込む。恐らく結構な人が同じようなやるせなさを共有できるのではないかと思っている。

勿論私は専門家ではなく、見識不足なので研究の妥当性は判断できない。また、安藤教授の域までいくと、別な視点で見えてくるのだろう。しかしながらこの分野に関して似たような話が多くて、げんなりしてしまう。

マシュマロテストという自制心がその後の社会的成功に繋がるといった研究がある。
ひとつマシュマロを置いた部屋に子供を置き去りにするのだが、15分食べるのを我慢して待てばもうひとつマシュマロをあげると伝えておくのだ。この結果食べてしまう子、我慢した子を追跡調査すると我慢した子の方が学力やら収入やらが多かったというのがオリジナルの研究である。これをもとに自制心が取り上げられ、社会的成功のためのキーポイントとされていた。

それを追試したところ、残酷な現実が浮き彫りになってしまった。マシュマロを我慢できたかは否か家庭の経済状況に左右される。その後の成功や学力の相関も、本人の自制心・忍耐力によるものというよりも家庭の経済状況によるものではないかという。
全く身もふたもない話である。人道支援で植物の種を与えても、現地人は空腹に負けてそれを食べてしまうというようなジョークがエビデンス付きで叩きつけられた気分である。

ペリープレスクールプロジェクトというものがある。詳しくないが概要はこうだ。貧困層含めてランダムに児童を選び、就学前の幼児教育を施して追跡調査するという研究である。これに関しては就学前教育が40歳時での学歴と所得に相関していることが報告されている。こう言っては失礼だが、貧困層の子供でもきっちり成果を出している点がポイントではないだろうか。
遺伝の影響を否定する報告だとは思うが、そもそも就学前教育を行える、そこに投資しようと考えるのは親の影響に他ならない。
単純に日本でも東大生の親の平均年収は世間一般と比較し高いことが知られている。
マシュマロテストの結果と合わせても、親の環境的影響が及ぼす効果は絶大であり、さらにそもそもの遺伝的影響も重ねられるというのは一定の科学的な説明がつくといって差し支えないのではないだろうか。

現状、椅子の数には限りがあるため大きく発展した現代社会ですら競争社会である。私がウダウダ論文付きで大上段に構えて自説の正当性を主張しているが坂本さんの、持つものが蹂躙する様を見てるとヘラる、以上に訴求力あることは言えない。
これ、親ガチャというワードが流行る一月前くらいの出来事で、社会を切ると言うような主旨でもなく面白放送のなかでポロっと言った内容である。そういうところに凄みを感じる。頭が回る人の脳内を一度見てみたい。

また、すこし古くは東京五輪金メダリストの後藤選手が表敬訪問で河村市長に金メダルを齧られる件についても触れ、過度に周囲が叩く事に落ち込むと放送で言っていた気がする(これもデリケートなので元動画参照なのだが全員見られるわけではない)。言われるまで私は河村市長を叩いている側だったかもしれない。恥ずかしい限りである。認識すらしていない隠れた差別意識が浮き彫りにさせられてしまう。非常に刺さる。これを面白交じりに話すのだ。



さて、上の方で恥ずかしげもなく学力試験の結果や年収の高い低いを社会的成功と疑い無く結びつけていた私であるが、これがそもそも分断の始まりではないか。
恥ずかしながらつい最近知ったのだが、能力主義、学歴社会の歪な構造についてNHKでも放送されていたサンデル教授が指摘していた。これについては見識不足で論文もない以上私から語ることはない。当該図書を呼んでくれとしか言えない。ただ個人的には思うところあって、すこし病んだ。

やや自慢っぽくなってしまうが、私の知る限りでは博士課程で経済的に困窮している人はあまりいなかったように思う。(坂本さんは修士だが、親が自己破産した経歴はそもそも珍しいのでは)
あんまりそういう話をしないが、親が裕福か、教育熱心な人が多い傾向にあるのではないか。能力が飛び抜けている人も、信じがたいハードワークを苦にしない人も、物凄く頭が切れる人もたくさんいて、常日頃感激と敗北感を味わっていたが、もはやそれすらも私の首をじんわりと絞めている気がする。それと同時に坂本さんの能力の高さに戦慄する。

ただ、学歴社会や能力主義社会が分断のひとつの原因といっても(それが正しいかも不明)、じゃあどうすれば良いのよといっても明確なビジョンはない。どうしようもない無力感に襲われるのだが、坂本さんにはこのような閉塞した価値観をも蹴っ飛ばしてくれるカタルシスがある。

家庭の話になるが、坂本さんは父が財を成して裕福になり、その父が連帯保証人で倒産し(先述したが自己破産したとか)貧困化するという天国と地獄のジェットコースターに乗っていた経歴がある。
そのためか柔軟性のある考え方をしており、理系院卒から大企業就職、兼業配信者(初期は配信で収入を得てないだろうから不適切かも)というエリート街道まっしぐら、働き方改革にも順応した副業で稼げる安寧の立場から、大企業を退職し専業配信者へ転身という、あまりに異色な選択肢を取っている。
みすみす成功者の地位を棄てて、まだどうなるとも知らぬ大海原に命綱なしに飛び込み、あげく成功する様は現代における冒険譚といっても良いのではないか。
つまらぬ価値観を気にする自分の小ささが目についてこれも嫌になるが、坂本さんは非モテの星のみならず、リスクに縛られて動けなくなった人々の星足り得ると思うのだ。

今やチーム幕末は元大企業会社員、理系院卒、数名は家庭持ちと、社会的には良い地位にいる人たちがいるわけだが、坂本さんが彼らを巻き込みつつどこに向かって道を切り開いていくのか目が離せない。

最近は結婚願望隠すこともないのだが、結婚しても伴侶を幸せにしつつリスクを気にせずリターンを追求してほしい。しない場合も長く配信してくれないかと願うばかりである。

中毒者の呻き声

何人たりとも台湾プロ野球の魅力から逃れることは出来ない。

特に台湾プロ野球の応援が凄く良いのだ。

もう詳しく言う必要もないだろう。
峮峮によるいつものあれ、すなわち陳子豪の応援歌にはまりにはまった。youtubeの自動再生をonにしておくと大抵作業用陳子豪になるのでおすすめである。

話がそれた。きっかけはまあ、ボディラインビタビタに見せるかわいい女の子のダンスであった。

しかし、ある時ふと気付く。脳内を支配するリズム。鳴り止まないメロディ。てーれてててー。何だろうこれは?
そうなったら中毒の始まりだ。
鮮やかに蘇るコールリーダーの小気味良い煽り。
チャー!リー!チェンツーハオ!
腕を振ることを静止する術は無いのだ。


げに恐ろしいことに、ここから台湾応援歌中毒は飛躍的に進行する。

兄弟といえば王威晨のホーホホホー、張志豪のオーパーシーハオ、王勝偉の腕降りダンス、高宇杰の(たぶん)一塁側と三塁側での掛け合いからのオーンファイヤ!いずれもあなたの頭の片隅にこびりつくであろう。

ワンボーロンのラミゴ時代の応援歌は好きだぜロッテ(夢花火)と同じメロディラインのはずだか、気がつけば、ヘイヘイヘイ!オーボーロンダーワン!となっている。

ガーディアンズはやおら格好いいギターソロを連発して、中でも胡金龍のやつなんてもうね。
イントロの壮大さったらない林哲瑄も格好良い、ウィ!アー!ナンバーワン!も良い味出している。
チーム応援歌では数年前の北方王者は少しメタルっぽさもあり、実に雄々しい。

林立の応援歌は言わずと知れたロックマン2/ワイリーステージ1(思い出は億千万)である。
他にもサクラ大戦/激帝やらとにかくキャッチーなメロディが多く楽しい。


さて、恐らく野球での応援歌というのは日本、韓国、台湾くらいの文化だろう。
それぞれ微妙に違いがあって、チアを内野席に置いて楽しいのは日本のアマ(特に社会人)、韓国プロ、台湾プロだろう。スピーカー、マイクの持ち込みは韓国、台湾のみではないだろうか。
日本プロは応援団を外野席に置き生演奏するのが特徴だろう。意外と内野席はまったり楽しむイメージだ。高校野球(甲子園)になると吹奏楽部が合流してえらい豪華になる。生演奏を基本とするため、日本の応援歌ではギターソロなどは無いだろう。たぶん。

そして日本韓国(とガーディアンズ一部)に共通なのは譜割りが難しい。メロディも覚えて、歌詞も覚えて、リズムも覚えてとなると結構大変である。韓国にもセクシーなチアはいるが、踊りのフリは難しい。

私は贔屓チームの応援歌ならある程度歌える。しかし手拍子やコールと合わせるとなるともう難しい。同一リーグに関しては歌えないが聞けば薄ぼんやりと解る。リーグ違いとなるともう怪しい。代表選手ならわずかに認識してるかしていないかくらいである。

浅いにわかめと石を投げられるかもしれないが、ライトなファンとしてはこれくらいのレベルの人って結構いないだろうか?
そしてハングルわからないが韓国の応援もこの傾向が強い。有名楽曲からメロディをとってくるものはあるものの、個人的にはなかなか歌うとっかかりすら作れないものが多いと思う。


そこへ持ってくると、台湾応援歌は覚えやすい。子供が覚えやすいようにと気を払っているのかもしれないが、子供は複雑怪奇でも覚える。本当に助かるのは我々オッサン層である。
メロディガッツリ聞かせたり(林立なんてゲームBGMの部分は聞きに回っている)、掛け合いや小気味良いテンポになるような工夫がなされている。歌詞も比較的少ない。
フリも真似しやすい。陳子豪のあれを踊れと言われれば、完成度はともかく、私は踊りきる自信がある。

同じメロディ(夢花火)で好きだぜロッテとワンボーロンを比較すると、

ラララ… オイオイオイ!
ラララ… マリンズ!
ラララ… オイオイオイ! ラララ…
ラララ… 好きだぜロッテ!
ラララ… オイオイオイ!
ラララ… マリンズ!
ラララ… オイオイオイ! ラララ…
千葉ロッテマリーンズ
 がロッテ。

ラララ...ヘイヘイヘイ!
ラララ...オーボーロンダーワン!
ラララ...ヘイヘイヘイ!
ラララ...ボーロンダーワン
(繰り返し)
 がラミゴワンボーロン。

どうであろうか。

※ラミゴも実はこのあとリズム変わってズイチャンワン!ジンパイワン!ズイチャンジンパイボーロンダーワンと続くが。

同じメロディでもずいぶん違う。どちらも格好いいが、マーリンズと好きだぜロッテとか変化して千ー葉ロッーテマリンズの部分はちょっと譜割りが難しい。慣れればすぐだが。
台湾はラララも歌わなくて良い。ボーロンダーワンさえ覚えていれば事足りる。慣れる必要もないだろう。

そして覚えやすくてキャッチーなので知らず知らずのうちに頭にこびりつく。
日常生活に空想BGMがかかるようになるまで2週とかからぬ。空想BGMでは満足出来ず手が空けば本家を拝む。
かくして、立派なジャンキーが生まれるのである。

台湾野球から逃れることは何人たりとも出来ないのだ。

美しさが世界を救う

美しさが世界を救う

素敵な言葉ですね。
不勉強にて申し訳ないのですが、ドストエフスキーの言葉で、白痴において肺病患者が公爵に本当に言ったのかと捲し立てるシーンで出てくる言葉だそうです。

そして今期でテニスツアーを引退するティプサレビッチの腕に彫られたタトゥーの一つがそれなのだ。セルビア出身のメガネマンは後輩のジョコビッチよりもなお錦織狩りを得意としており、5戦5勝、全コートサーフェスで錦織を下すという徹底っぷりである。

上背はそこまでではないものの、ガッチリとした体格から繰り出されるサーブが強力なストローカーで、単純なパワーで組み立てることもあるが、本当に恐ろしい強さを発揮するのは攻め凌ぎの巧みさもあると踏んでいる。それとカウンターでレーザービームフラットをストレートにねじ込む能力も高く、怪我がなければもう少しタイトルもtop10在位期間も得ていただろう。
フォアもだが、特にバックハンドは打点合わなかったときは露骨に変なフォームになって詰まったような浅いボールが来るわりには、高めの打点やスピードボールに対しては逃さず攻めに転じるので、攻めどころに困る選手だと思う。

ラドワンスカやユーズニーなど大学へ行くインテリ系のテニス選手はいないわけではないが、ティプサレビッチはセルビアの出身。モンテネグロとかユーゴスラビアとかとわちゃわちゃやってた世代の真っ只中、爆弾が降りそそぐなかにテニスコートあるような環境で育ったためか、本を読みながら自己と向き合い哲学を掘り下げるトラディショナルスタイル。ニーチェドストエフスキーを愛読し哲学書を読みあさり、精神と肉体の解離に苦しんだのか、テニスという職業や幸福にまで考えが及び病みかけたというガチ勢。

ガチ勢ティプサレビッチの解釈によると、「美しさが世界を救う」は皮肉的な言葉で道理とは逆ではないか、それが自分が言いたいことであるとインタビューで答えました。造詣の深いティプさんの解釈はわかりませんし、彼は多くを語りませんのでリビング白痴として名高いこの私がティプさんのタトゥーに迫ってみましょう。


ドストエフスキーの作品では美に関する記述は実に多く、カラマーゾフの兄弟では美は恐ろしい、定義ができないので人の心の中で神と悪魔が戦うという描写、人類の存続のためには美が必要で科学や歴史ですら一刻も持たないという描写、さらにはこの世の純粋な美は唯一キリストのみだというような描写があります。
小説というよりは哲学書というような鋭さで切り取っていますが、美が厄介なのはそれが何か明確に説明できない点にあるでしょう。美に関しては科学的なアプローチでも迫ってはいるものの、黄金比でも白銀比でも、アンケート系の研究でも、明確な答えは出せません。

一つの考えとして、少し次元を落として顔に絞って考えますが、その集団の平均顔こそが美人という説もありますし、実際にモンタージュしてみて出来た顔は調和している顔だと思います。つまり、集団の平均値こそが美しいものなのでしょうか。
これは一定の研究結果が出ていますが、では実際に出来上がったモンタージュ写真と高名な女優を並べてみてください。現実的には10点満点で7点の美人が前者で、8点以上の美人は突出したものを持っているはずです。女優の固有名詞をだすと、時代の移り変わりによりイメージがかえって薄れてしまいますので、2019年の本邦での価値観では、平均値を2SDくらいぶっちぎった大きな目、高く小さな鼻、大きな頤、シュッとした輪郭こそが突出した美人の特徴ではないでしょうか。研究者たちも平均美人説には限界を認め、幼児性などで説明できるのではないかと分析しています。
大きな目は幼児性の範疇でしょうが、高い鼻やら発達した頤はまだまだ現在の手法では説明しきれないのが現状です。

逆説的なアプローチですが、脳スキャンによる研究ではある一定の段階からは美を感じたときは脳活動が内的な方向へ向かうとの報告もあるようです。(ただし、原文読んでおらずGigazineによる訳文ですので研究のデザインが妥当かは不明です)
美は定義付けが出来ないものの、確かにあるというとんでもなく厄介なものであり、過去の哲学者たちが頭を抱えたのも当然です。

また美とは絶対的なもの(黄金比とかシンメトリーとか)と変動するものがあることは明らかです。逸話ですが、北海道民が本州へ大学進学しゴキブリのあまりの美しさに飼育して地元民にドン引きされたというエピソードがあります。もちろんネットが発達した現代では笑い話としてすら成立しない物語ではありますが、その集団の文化や習慣から生まれる美意識というものは少しずつ違ってくるのでしょう。

テニスに話を戻しますと、フェデラーのテニスは美しいと世界中で評判になっています。テニスの組み立て、フォーム、立ち振舞いも含めての評価で異を唱える者はほとんどいません。
しかし、正直にサーブに関してはトロフィーポーズまでは完璧だけどインパクトの瞬間の膝やお腹の辺りの角度ついてるのってちょっと美しくないのではと僕は思っていたりもします。インパクトの美しさならパトリックラフターとかの方が僕は良いです。しかしそれを説明せよといわれると困ってしまいます。これが美しさというものの難しさです。当然、それに救いを求めるのは何かがおかしい気がしますね。


こんなことは当然ドストエフスキーだってわかっているでしょう。しかし彼は同時に美しさは人類になくてはならないものだとも評しているのです。

公益社団法人日本印刷技術協会が10年前にハッとするようなレポートを書き上げております。

紀元4万年前の時代から人間はアクセサリーを作っていた可能性があるそうです。
人間が人間である理由のひとつに美しさを追い求めるというものがあるのではないでしょうか。単に種の保存本能を満たすだけであれば既に現在の日本では物質的な困窮からは解放されつつあります。それでいて過去の人が夢見たような理想郷になっていますでしょうか?
他ならぬジョブズ自信がパンドラの箱としたデジタルデバイスの登場により、我々は情報というパンの確保に躍起になってしまっています。
いかなる状況においても、美意識がないと幸福な生活というものへたどり着けないのです。


その点で美しく生きよとまで言い切った印刷技術協会のレポートは素晴らしいものになっておりますし、美しさが世界を救うという言葉は真理なのではないでしょうか。普遍的な美しさ。ドストエフスキーはそれは神であるとしました。
日本語での美とは羊が大きいと書きますね。これは大いなる自己犠牲ではないかと推察する方もいるようです。全くもってこの字を考え出した人は鋭い感性をしています。


いずれにせよ、残り少ないティプサレビッチのキャリアから目が離せません。
厳つい体躯に厳しい表情。外見は恐い感じですが、内面はとってもセンシティブ。それを証明する腕のタトゥー。
戦火の中で育ち古くは大物食い、アプセッターとして名を馳せ、勝ち方を覚えてからはトップ選手の仲間入りを果たし、直後に怪我でキャリアを棒に降るという波瀾万丈なティプサレビッチの最後のシーズン。どうか幸あらんことを。

とりあえず錦織絡めてPV稼いじゃお的な記事はどうかと思う

錦織がマイアミで初戦敗退した。

勝ったり、負けたりが常のATPツアーにおいてはそんなに驚くべきこととは思えないが、BIG4+一部のTOP選手でGS、MSはもちろん500も250ですらほぼ独占していたシーズンを知る人からするとショッキングかもしれない。

 

そこに乗じてショッキングなタイトルつけて、煽るような記事も見受けられる。

「感覚はよかった」のに2回戦負け。頭をよぎる錦織の年齢問題 神 仁司

ttps://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/tennis/2019/03/24/2_split/

 

アクセス数稼ぎに手を貸すつもりは毛頭ないがまったく腹立たしい。

 

錦織がプレーについてあれこれ言われるのは仕方ない。プロとはそういうものである。しかしながら、評論家があれこれと上から目線でバッサバッサと切るのは大いに違和感がある。同じプロの土俵だ。批判するならそれなりの根拠があってしかるべきで、それがないなら同じようにボロクソ叩かれるべきではないのか。言葉は汚いが、うんちみたいな記事や解説を量産する連中は自己の無責任な放言にどれだけの重みを担保しているのだろうか。さらに質の悪いことに、彼らには肩書がある場合がほとんどで、国内テニス雑誌の人材不足に目を覆いたくなる気持ちでいっぱいである。秋山、武田、神。この他にクルム伊達さんのため息問題で本当にツアー追っかけているのか疑わしい、聞いたことないライターも参戦してくるものだからもはやこの業界はカオスである。

 

話がそれた。ここで言いたいのはプロである以上、無責任ひりだし糞記事はズタボロにされるべきである。ツアーにあてはめるなら、それこそトミッチや無気力キリオスもっといえばクレイジーダニと見まごうような記事である。

 

特に無責任なのは妄想からプレーを批評する以下である。

「錦織の武器のひとつである細かく素早いフットワークが影を潜め、初動が鈍いためポジションに入るのが1~2歩遅れ、グラウンドストロークでのミスが早かった。特に、一番の武器であるはずのフォアハンドストロークは下半身のパワーを十分に生かしきれず、上半身だけの鈍いスイングになって、錦織らしからぬミスが多発した。錦織は風の影響を指摘したが、そこまで強風ではなかったし、条件はラヨビッチも同じだった」

 

もちろんスポーツにおいてすべてを客観的データに当てはめることはできない、主観的評価がすごく大事であることはわかってはいる。

 

そのうえで、である。

 

細かく素早いフットワークが影を潜めた、とはどこから来ているのか。見ていたらわかるでしょ?そんなのもわからないの?で反論を封殺しがちであるが、ここは大いに説明していただく必要がある。

連戦で疲労が出てくると足は重くなるものである。春の北米MSはドローサイズがでかいのが二つ続くのでコンディションの調整が難しくそれらを加味すれば錦織のフットワークに特別問題あるようには思えなかった。

というか、細かく素早いフットワークは基本的に押しているストロークでなければ使えないものではないのか。ラリー中には大股のレンジの広いフットワークでいかに短い時間でポジションとれるかが重要であり(日本の論文でラリー中にプロがとる歩数は3,4歩が最多となっていたはずだ)、ラリーで押し込んで、相手がラケットを前に振れなくなると、ペースのないボールがきて、そこで初めて細かいフットワークが効いてくる。正確に言えばクロス打ち合いで展開が硬直した時も細かく調整している印象があるが、数字に反映されていないので、数が多くないものと思われる。

同論文で幅の大きいステップが多用される理由として、あえて歩数を多く刻むような時間的余裕はないため必然的に大股になるのではと考察していたはずだ。

 

さらに、ポジションに入るのが1,2歩遅れているらしい。どうやってその数字を算出したのかよくわからない。もしその話が本当なら先の論文と照らし合わせると錦織は1,2歩しか動けていないことになる。ボレストでもやっていたのかな?

 

初動が鈍いともあるが、当然この試合のリアクションタイムはとっているのだろうか?

意地悪で言っているのではない。まったくの余談であるが、これは全豪OPでオーストラリアの協会が実際に集めて、リターンのリアクションタイムを開示している。ちなみに錦織はリアクションタイム、移動速度ともに(意外にも)平均よりやや上程度だったはず。

グランドスラムを自国開催するメリットはすさまじく、フォアハンド、バックハンドほかの分析項目についてもかなり詳細にデータを取られている。

そのような数字的な根拠がないのであれば、それはもう妄想である。

 

さて、ここで注目するのが、“フォアハンドストロークは下半身のパワーを十分に生かしきれず、上半身だけの鈍いスイングになって、錦織らしからぬミスが多発したという部分である。”という部分である。そもそもフォアハンドのラケットスピードの70%は上半身で生成される(英語論文)。この点から見ても鈍いという表現は疑問である。また、この日の錦織はスピンレートとしてフォアストロークは50rps程度を維持しており、ツアー中のなかで特別悪いものではない。錦織本人も試合後の会見でIWの時よりもボールはよく飛び落ちていたと話しており、(負け惜しみかもしれないが)手応えがない、ひどい試合というイメージではない。ミスが多かったことは疑いようがないが、時折錦織はTOP選手にあるまじき凡ミスを積む選手である。フリーポイントを大量に明け渡しても、最後には入ってくるというふてぶてしさと、実際にねじ込んできて超面白いラリーを展開してくれるから錦織の試合は面白いのではないか。今回は最後まで局面を打開するほどには至らなかったが、最終ゲーム(結局ブレークされて落とすあれである)はヤケクソバカ打ちハードヒットの雨あられがコート内に収まっていたではないか。

打ちすぎてばてた点はご愛敬である。多少かわいげある方が魅力的でしょ?

無敵艦隊時代のジョコビッチはあんまり人気なかったでしょ?(もちろんフェデナダが人気すぎだとか、出身の問題であったり様々な要因によるものだが)

 

上で書いたような自分の試合評価も多くは主観的評価から来ている。だからそれが本当に事実を正しく記述できているかどうかはわからない。

例えば、ばてたと評したが、実際には風向きが変わってスイングしにくい弾みになったのかもしれないし、フェルトが飛びすぎて合わないボールが来るようになったのかもしれない。そもそも客観的にスイングスピードやボールスピード、スピンレートが落ちたのかどうかはわからない。

 

このような主観的評価と客観的事実が食い違う例を挙げよう。テニスコーチもストリンガーもプロもボールの飛びが悪いならガットテンションを落として、逆に飛びすぎるなら固くしてということは未だに日本全国そこらじゅうで言われていることだろう。

しかし、研究結果としてガットテンションはボールの飛距離に影響を与えない。(確か有意差なしどころか関連自体ほぼないというものだったはず)。しかし、実際にボールの飛びが変だとガットのテンションはいじる。これは経験則でそんなにおかしくない。

種を明かすと、ガットのテンションはボールの打ち出し角度に影響を与えるようである。固いと打球角度は下がり緩いと上がるそうである。これは主観がバイアスとなってしまう面白い例だと僕は思っている。

別な研究では打球音をマスクした場合、ガットテンションの違いはほとんどわからないそうだ。研究対象者は海外のセミプロなのでテニスが下手だからとか、テニス歴が短いからということではない。なんとびっくり、15ポンドくらいまでのガットテンションの違いすら我々は認識できていないのである。

しかし、自分のようなアマチュアプレーヤーでさえ、寒くなってきたときに、ガットが固い感じというのは確実にある。そのほとんどは音の違いなのだろうか。まったく不思議である。不思議ではあるが、ピュアドライブを何となく嫌がる一定の層がいるというのも納得できる気がする。(素晴らしいラケットだけど、ちょっと金属音っぽい独特の打球感があるのだ)

 

いずれにせよ、このふたつの研究を統合して導き出される仮説としては、打球音と自分のイメージしたボール角度と違うと、テニスプレーヤーはひどく困惑するようである。考えてみればボールの飛び一つとっても相手のボールの勢い、質によってもずいぶんばらける気がする。(これは根拠がないのだが)

 

 

不用心に断定する記事がどれだけ罪深いかおわかりいただけただろうか?

無料記事だから手を抜いているとしたら、ライターとしての資質に欠けるし、このような客観的評価ができることを知らない、ないし気に留めていないようであれば、テニスに対する基本的知識や愛情が欠落していると言わざるを得ない。

 

だから、テニスの記事は内田さんのように優秀なライターに集約してくれればいい。なんなら山口さん、カジュアルな記事ならダバディさんでもいい。

 

 

テニスというのは本当に面白いスポーツで、今のところ「正解」への道は人それぞれという点がより魅力的たらしめている。

サーブ打って、おしまい。とか、とにかく強いボールを打ち続ける、とか、そりゃ強いのわかるけど、みんながみんなそれならテニスは面白くなくなる。このへんは個人により考え方も違うが、やっぱり色んなプレーヤーがいるから楽しいのでは。

 

みんな違って、みんないい。

しあレコードで暖まる冬

しあレコードというVtuberを応援したい。
見てもらえばわかる、可愛いキャラクター。ダンス動画ではロボットダンスをチョイス。アニメーションダンス系列で、しっかりと止まらないとメリハリがでない題材に突っ込み、成功させるモーショントレース能力を誇示。

しかし、そこからがしあレコードのすごいところ。奇才が真に発揮されるのはその動画内容。自己紹介のあとは実写化し、繰り出されるケバブなどの食レポアクアリウム、旅動画、ミニ四駆 ! 緩い独特の雰囲気なのはともかく、可愛くて動けるモデルがいるのに、この痺れるチョイス。アクアリウムの良さなんて、経験者以外には動画だけじゃ伝わらないだろうし、ミニ四駆なんてアラサーしかついていけないって!

そして極めつけはパッチと称し顔を差し替えただけの実写楽器演奏動画 !
これですよ。後発が目立つにために過激化、先鋭化を極めて結果的に業界が疲弊するのはよく見る悲しい歴史。しかし、しあはニ匹目のどじょう狙いはせず。新たな土壌を開墾するためにひたすら我が道をひた走ります。誰もついていけないスピードで。

ねえ、今までの技術力はなんだったの?という疑問が頭をよぎる前に圧倒的な演奏力でぶん殴ってくるのも見逃せない。いえ、訂正します。自分は楽器演奏をしないので、正確な技術力については評価はできませんが、とにかくカッコいい ‼ 有無を言わさぬ音のカッコ良さでシュールな絵に凄みをも与える様は、まさにリアル系パワースタイルAIVtuberと言えるでしょう。
選曲といい、アレンジといい、もう最高ですね。なんなのこの人たち。
ちなみに歌ってみたでは多重録音。何でもあり。Twitter見ると絵もかけます。ラーメン食べます。塗りもできます。ガチャ回します。深夜まで仕事できます。ラーメン食べます。あまりにも多才すぎる。

毎度お馴染み全く余計なお世話ではありますが、人を選ぶ趣味動画はともかく、楽器演奏動画は音楽系Vtuberとしてはトップグループにいるのに、再生回数の少なさよ!

良いものが評価されるのが健全な業界です。ここはひとつ、騙されたと思ってしあレコードの動画を皆で見ましょう!

https://twitter.com/sia_rec
https://youtube.com/channel/UC24_ONqcfCytSxQsXkdM12g

 

Little Glee Monsterをオリンピックで見たい日曜日

東京五輪まであと二年となったそうですね。

2013年に開催が決まったのかな? ですので、もう5年経ったということでしょうか。時間の流れが早すぎて軽く恐怖を覚えるレベル。

で、僕が一番気になるのが、誰が国歌を歌うのよってことなのです。あと誰がパフォーマンスするのか。

過去の例を見てみると、僕が一番好きな、2002ソルトレークシティでの'N Sync(男性アイドル)の国歌。2000シドニーでのヒューマンネイチャー(男性アイドル)とジュリーアンソニーの国歌、ついでに閉会式ではサベージガーデン(男性アイドル)。2012ロンドン閉会式ではワン・ダイレクション(男性アイドル)、テイクザット(男性アイドル)。1996アトランタオリンピックのボーイズ・トゥー・メン(男性ボーカルグループ)の国歌。2018平昌のEXO(たぶん男性アイドル)。

どうでしょう! こんなにもアイドルが活躍しているのです。
ですので、個人的にはカラークリエーションあたりに頑張ってもらいたいのですが、(ファンの人ごめんなさい)まだ、知名度と言う点ではほんのちょっともの寂しいところ。

そこで、2014年にはすでに開会式で国歌を歌うと息巻いていた、リトルグリーモンスター通称リトグリを猛烈に推していきたいと思います。

前述の通り、アイドル含むボーカルグループが国歌を歌うと言うことはそう珍しくないのです。
僕がアイドルにドはまりした原因でもある'N Syncの国歌なんて、まあ素晴らしい。
ワールドシリーズでも彼らはスタースパングルドバナーを披露しておりまして、MLB公式がアップロードしていますが、ややブーイング気味なのか騒がしい観客をコーラスワークのみでくるりんぱと熱狂に叩き込む様は圧巻の一言。

'N Syncスーパーボウルでジャネットジャクソンの乳開示して悪い意味で有名になったジャスティンティンバーレイクと、そのやらかしのせいでNFLから梯子を外されたJCシャゼイをリードボーカルに据えて、宇宙飛行士を夢見るランスが低音を担当、初期は美男子だったものの物凄い勢いでオッサン化して首から上に小汚ないパイナップルを乗せるクリスが高音を担当し、初期はスリムで大柄な体を使った魅せるダンスを踊るも物凄い勢いで太ったジョーイがその狭間でやたら難しいパートを便利屋よろしくこなすという五人グループなのです。


もう一度言います!

ポップスのアイドルグループがオリンピックで国歌を披露するというのは何も恥ずかしいことではないのです!
そして、'N Syncもヒューマンネーチャーもビジュアルとしては些か微妙。つまり、見目麗しい必要もないのです!


それでリトグリですね。
詳しくは公式サイトとWikipediaを見ればいいのですが、全国から歌だけでオーディションをして結成したのがリトグリです。
あくまで、歌のみ。顔やスタイルで選んでいるわけではないので、見栄えとしてはパッと華やかさにかけるかもしれません。
しかし、元々ソロ志望をかき集めたという背景があります。
基本の並び順として左から、かれん、MAYU、芹奈manaka、アサヒとなることが多いのですが、彼女たちは皆がリードボーカルをとれます。
これは結構凄いことで、全員リードを取れる(取れるとは言っていない)というようなボーカルグループが多いです。ハーモニーに重要な低音域担当や高音域担当が特殊技能みたいなところがあって、なかなかリードに振り分けられない部分もあるのでしょう。

リトグリは女性ボーカルということもあって、明確に調べてないですが、高音パートはhihi付近が頻出だと思います。別に高い声出せば偉いわけではないのですが、現実的には歌う人を選ぶ音域であるのは間違いありません。リトグリちゃんは皆この領域に足を突っ込んでハモります。
声を張ってスパーンと出すのではなく、埋もれないけれどもリードを邪魔しない範囲の声量をコントロールして、この畑を踏み荒らしに荒らす、モンスターという名にふさわしい悪魔的所業といえます。皆が特殊技能こなせるため、全員をリードに回せるのです!

実際に、ヒカルカケラという曲以外では、リトグリは入れ替わり立ち替わりリードを回します。
数曲MAYU、アサヒにリードパートがありませんが、ほぼすべての曲で皆のソロが聞けます!お得!
声の性質があまり被っていないので、これがまた楽しい!

MAYU以外は小さい頃から歌のレッスンを積んで、発声が出来上がっています。MAYUはやや遅くボーカルレッスンは中二からだそうですが、発声バッチリです。
素晴らしいことですが、欠点もあってみんな同じような歌い方をしていると感じる人もいるようです。
そこで、各個人の特徴をまとめておきました。いよっ、仕事人!
これで今日からあなたもライブバージョンだとどこそこのパートの受け渡しが凄いよねとか、いかにも解ってそうな話が出来ますよ!

左端のかれんは少し鼻にかかったようなクリアに響き渡る音色を持ちながら、威圧感出したいときには押した歌い方もする強靭な喉で、コーラスではベースに回る多才っぷり。Jupiterのカバーでは一番目立つ所を歌っていますし、好きだという曲では印象的なパワフルボイスを堪能できます。
ダンスも得意でライブでは曲の合間や切れ目を見つけては格好いいアドリブ入れています。中田翔感のある人懐っこい面構えも味がありましたが、最近どんどんお綺麗になっていますね。
パワフルなのはかれん!

次いでMAYU。低中音域では異様に艶のあるハスキーな歌声をしています、そこから高い音に行くときは無理に地声を引っ張らずに裏声に移行する癖があるのですが、その切り替えが実に魅惑的。
一時喉を痛めたのか、この切り替え付近の高さを引っ掛かりながら絞り出していました。リードが少ない影響で、MAYUは同じ曲のなかで裏声から低音にと酷使気味なのでお大事にしてほしい所。
MTVのインタビューだと特に痛めた訳ではなかったらしいのですが、colorfulmonsterに収録の好きだの入れ替わりの部分は裏声と地声の境界線が死んでるときの引っ掛かり方にも聞こえます。グループモノではバックストリート・ボーイズのブライアンという中音域全部死んだ例だってあります。
あと初期はどうしたのかヒョウ柄ヘソ出し魔でした。今はきちんとしまってくれています。ちょっと田中将大っぽいような目ですが、輪郭が非常に整っており髪型で誤魔化さなくても勝負できます。
色気があるのがMAYUです。覚えましたね?

真ん中にはUS系ディーバ性の強い芹奈。ライブでは煽りのセンスが目立ちます。耳に残る押せ押せの歌声を持ちながら、ボイパしたり、作った声で歌えたり、地声を引っ張ったり、裏声響かせたりと芸達者。
なのですが、リードで気合いが入るとちょっとグロウルっぽいというか、ガテラルちっくというか、攻めすぎるきらいが。ライブでは顕著で、喉を潰さないかとハラハラさせつつ大体最後までやり遂げる劇場型クローザーみたいなパフォーマンスをしてくれます。恐るべきスタミナモンスター。
ディーバっぽければ芹奈。簡単です。
この際劇場型クローザーでもいいです。コバマサ、大将、芹奈

それでもってmanaka倍音構成の関係なのか、歌声が黒人っぽいです。普通に歌うだけでちょっとどこかブラックミュージック感が。
昔はそれに加えて、パワフルさを出そうとガテラリーというかややがなり目に歌っていましたが、最近ではしっかり地声の良さを聞かせてくれます。
最近はわかりませんが初期では地声を引っ張る癖があったのでそのころも比較的音を追いやすいです。
大変変態チックですが、上唇が薄いですね。
黒人っぽければmanaka。シンプル!

右端にアサヒ。
宇宙人。
ユニバースと思ったらアサヒ。完璧ですね?


実績としてリトグリは、バレーボールの皇后杯の決勝でリトグリガチ勢のデンソー田原の前で、すでに君が代披露済み。
紅白に出て、コカ・コーラのテーマソングにも選ばれて知名度上昇中!
後はオファーを待つだけ!

そしてダイレクトマーケティングですが、もうそろそろ秋の全国ツアー開始!

銀河アリスのときと同じような感じですが、詳しくは公式へ!